実戦形式の稽古ができるとイイな

久々の剣道稽古。

ここ最近の自宅での剣道練習は、左手一本での素振りで、左手での上げ下げに注意をしていました。

今日の稽古も良かった。

竹刀の走り具合というか、さえと言われる、軽妙な竹刀さばきが若干分かった気がします。

左手一本での素振りが、さえを作るのに、大事な気がしました。

この左手一本での素振りはしばらく続けてみようかな。

体力が有り余ったので、稽古の最後に掛かり稽古を先生にお願いしたの。

体力のあるうちは、うおりゃああと、掛かっていけるものの、ものの1分もしないうちに、ただの一呼吸ができなくて、悶絶。ほんのちょっとだけの時間で呼吸を整えられれば、いくらでも掛かっていけるのに、その一呼吸ができないため、ひょろひょろしてしまって。思うような掛かり稽古ができない。どうしてなんだろう。

稽古の帰り際に、先生が次回は何か実際的な稽古をつけても良いよ的な話をされ、それは望むところですと答えたところ、微妙な空気が流れました。

なんだろ?

私のように軽い感じで稽古に取り組んでると思われてる者が、実戦形式での稽古は厳しさを知らないと思われてしまったのか?

私は剣道稽古に努めてて、そこで常に疑問に思うことがあります。

それは、もし、実際に暴漢などに襲われたとき、果たして剣道の稽古が役に立つのか?ということ。

常に剣道は「模擬」での稽古なので、私自身はもし暴漢に襲われたような人が居たら、たぶん助けに立ち向かうと思うのだけど、その時に助けられなかったら稽古をしている癖にどうしようもないなと。

剣道は果たして実戦で強いのか?と常に疑問を持っています。

柔道は確かに強い。

素手の戦いでは、素人に負ける事はまずないでしょう。

ですが剣道は、色々とルールに制約があって、素人の暴漢相手に勝てるのか自信がありません。

剣道のルールでは、膝を狙ったり、肩口を狙ったり、足払いをしたりする事が禁じられています。

でも、実戦ではルールなんてないので、膝は払われるわ、足払いをされるわで、有段者であっても、そんな経験は無いので対処できるのか全く疑問です。

なので、実戦に即したような稽古は全く望むところなのです。

いつかのバスジャック事件で、剣道の有段者がその場に居たのに、逃げてしまったたというような話をぼんやりと覚えています。

実際にそういう場に居合わせた事はありませんが、望まずにそういう場にでくわしたら、普段の稽古具合を試される時です。果たして剣道稽古は実戦の役に立つのか?常々疑問に思っています。

恐らく実戦形式の稽古は、防具で固められた安全な稽古でないでしょうが、私は色んなものに対処する実力が欲しいと思うところ。

次の稽古で、足払いなどのルール無用の稽古ができると良いなl