がっくり。
残念ながら剣道3段の実力は、まだついていなかったようでした。
落ちました。
審査の日は朝から準備万端、友達との練習中に足の皮が向けるアクシデントにも、こんな事もあろうかとハサミを持ってきていた程でした。
仕事がとても忙しい中でしたが、あれこれやりくりして何とか時間を作り、体調充分、気力充分。
嬉しいことに、大先生が私たちの審査を見にわざわざ来られ、私の着装など注意され帯を手に締めなおされて、生意気に私は「先生にかかると、子供みたいになっちゃいますね」なんて、余計な事をしゃべったり。
審査は1分ほどの互角稽古で、2人をお相手します。
振り返っても、自分自身の全力は出せました。
しかしながら、実力です。
実力が私には満ちておりませんでした。
正々堂々の立会いでした。
中心を取っていたつもりでしたが、数度良い面を頂戴しました。
自分でも納得できる落選で、試合前に対戦相手が「年齢が行ってれば下手な試合しても受かっちゃうものですよ」と言ってたのに、ぶすっとむくれましたが、高齢者のほとんどが受かった中、私だけが落ちたのは、審査員の方々がきちんと審査をしてくれていたようで、落ちはしたものの、段位に少しは価値はあるじゃないかと見直したところです。
一緒に受審した友達は3段審査ではあり得ない、綺麗な裏からのすりあげ面を決め、見知らぬ人からも「すごいすり上げ面でしたね」と褒められる程で、合格しました。
彼はあがり性で、前回2段審査の時合格はしたものの、自分らしい剣道ができなかったため、先生方から酷評を受け、凹んでいて、それだけに周囲が無理しすぎだと言うほどに頑張りまくり、彼も私と同じ社長という立場で仕事が忙しいのにも関わらず、審査の前日1週間もぶっ続けで稽古に参加していた程でした。
彼は先生方から休め、休めと言われてたのに、ぶっ通しで稽古を続けていたのは、自身のあがり症を克服したかったからに違いなく、見事な一本と合格をものにしました。
合格発表後は合格した人と、不合格の人とが一瞬に振り分けられ、最高の喜びを表現する人と、悲しみを表現する人と分けられます。
悲喜こもごもの3段審査で、私としても高校受験以来20年ぶりに「不合格」という不名誉を頂き、久々に悔しくて悔しくてしょうがありません。
次は必ず受かりたいと思います。